APC Automation blog

ネットワーク自動化支援のAutomation Coordinatorを提供する、エーピーコミュニケーションズ ACTの自動化ブログ

ネットワーク自動化用語集: SDN

ネットワーク自動化用語集:SDN

SDNとは、「Software Defined Networking」の頭文字を取った用語で、ソフトウェアを利用してネットワークを機器制御する技術を指します。

SDN以前のネットワークは、それぞれのネットワーク機器を1台ずつ設定する必要がありました。このため、多数のネットワーク機器を導入、利用する組織においては、機器の設定にかかる工数負担が大きくなっていました。

SDNを利用すると、複数のネットワーク機器に対して一括で設定が行えるだけでなく、同じソフトウェアを利用してルーターファイアウォール、スイッチなど用途が異なるネットワーク機器に対する設定も行えます。なお、SDNを実現するために生まれたプロトコルには、OpenFlowがあります。

SDN登場後、ネットワーク領域における仮想化ならびに自動化の技術は進化を続けています。具体的には、以下のような内容があります。

  • ネットワーク機能の仮想化 (Network Functions Virtualization, NFV)
  • 仮想スイッチ
    • 仮想マシン同士が通信を行うためにソフトウェア的に作られたネットワークスイッチを指します。
  • ネットワークの仮想化
    • 仮想スイッチ間をトンネリング技術で接続し、オーバーレイネットワークを構築することを指します。
  • ネットワーク装置のAPI
    • HTTPなどのプロトコルを利用し、ネットワーク機器が構造化されたデータをやり取りできる機能を指します。
  • ネットワーク機能の仮想化 (Network Functions Virtualization, NFV)
  • 仮想スイッチ
    • 仮想マシン同士が通信を行うためにソフトウェア的に作られたネットワークスイッチを指します。
  • ネットワークの仮想化
    • 仮想スイッチ間をトンネリング技術で接続し、オーバーレイネットワークを構築することを指します。
  • ネットワーク装置のAPI
    • HTTPなどのプロトコルを利用し、ネットワーク機器が構造化されたデータをやり取りできる機能を指します。

(参考: 『ネットワーク自動化とプログラマビリティ』Jason Edelman, Scott S. Lowe, Matt Oswalt著、土屋太二監訳、牧野聡訳 P1~11 1章ネットワーク業界の動向)

Ansibleなどのツールを利用して行える「ネットワーク自動化」は、SDNやSDN以後の技術の延長線上にあります。現代のネットワーク自動化は、特定のネットワーク機器ベンダーが提供するコントローラー製品に依存せず、またGUIからの手作業によるヒューマンエラーを回避するところに価値があります。

(参考: 『ネットワーク自動化とプログラマビリティ』Jason Edelman, Scott S. Lowe, Matt Oswalt著、土屋太二監訳、牧野聡訳 P37 2章ネットワークの自動化 2.4 SDN時代のネットワーク自動化)


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APC-ACT
ACTは株式会社エーピーコミュニケーションズ(APC)の自動化に特化したチームです。現在は特にネットワーク自動化に重点を置いています。
当ブログは、執行役員 名田と、マーケ担当 嶋津が主に情報発信を行っています。